荒れ地や粘土質の土地を耕すのに重宝される鍬。長い柄と刃部の重みでしっかり仕事をしてくれます。
北海道の代表的な開墾用の鍬として改良されて広まった鍬。刃部が弧を描いて内側に反っている形状が日本髪の島田まげに似ていることから島田鍬と言われるようになりました。今回ご紹介するのは、島田鍬の窓あきタイプ。打ち込み易い剣先型の刃に窓を付けることで、地中での土の圧着を防ぎ鍬が抜きやすくなります。また大きな窓は、泥すくい作業などでの水抜きにも大変便利です。
- 匠のポイント
- ● 荒れ地や粘土質の土でも打ち込み易い、鋭く研がれた剣先型の刃
- ● 刃部の自重と120cmの長柄がしっかりと土を掘り込めます
- ● 窓あきタイプは、粘土質の地中でも土離れが良く、水抜きにも便利です。
- ● ハードな使用に耐える打ち込み式(金具止め補強)
商品仕様
道具の種類 | 唐鍬 |
---|---|
主な用途 | 土起こし、収穫後の整地、新地の開墾、泥上げ、畝作りなど |
刃のサイズ(刃長×刃幅) | 190×235mm |
刃の材質 | 全鋼 |
柄の長さ・接合部 | 120cm・打ち込み式 |
柄の材質 | 天然木、白木柄(無垢柄) |
重量 | 1.65kg |
ブランド名 | 【SENNARI】窓あき島田鍬 |
メーカー品番 | AD-353 |
製造メーカー | 株式会社 相田合同工場 (新潟県三条市) |
JANコード | 4996569007238 |
- 良質の製品を永く安全に使ってほしいから
- 本製品の製造メーカー株式会社相田合同工場は、経済産業省より安全な製品の製造に関する取り組みが認められ、2010年度に続き「2013年度 製品安全対策優良企業表彰」を受賞しました。さらにその後、2015年度 製品安全対策ゴールド企業に認定されました。
- 切れ味が長持ちする「鍛造鋼付け」と「鋼付け」
- 鉄と鋼を二層に合わせることで、刃先の切れ味を持続させる伝統鍛冶の製法です。鋼のほうが鉄よりも硬質なため、土と接する摩擦の大きい鉄部分がより多く研がれて、常に鋼の刃先が露出するという構造です。匠のぬくもり本舗では、工業的に鉄と鋼を貼り合せた利器材(複合材)を用いて製造したものを「鋼付き」、鋼を加熱して鉄と合わせ職人が叩き鍛えたものを「鍛造鋼付け」と表示しています。利器材を用いていても職人が叩き鍛えていれば「鍛造鋼付け」になります。叩き鍛えることによって硬く強い鋼の特製を引き出すことができるので、「鍛造鋼付け」のほうが「鋼付け」よりも鋭い切れ味が長持ちします。また、「全鋼」は刃の材料がすべて鋼でできたものを指します。二層構造ではないので切れ味の持続は劣りますが、軽くて扱いやすいのが特長です。