製造メーカー紹介
製造メーカー紹介
匠のぬくもり本舗でご案内している農具の製造メーカーを紹介します。
当店の商品は、新潟県三条市の「株式会社相田合同工場」で製造されています。昭和5年(1930)創業の相田合同工場は、鍬を主力とした農具の鍛冶メーカーです。農具という長く使う道具だからこそ、機械化による効率化ではなく、昔ながらの手仕事を基本としながら、守り続けた技術と製法をもって職人が丹精をこめて手造りしています。
相田合同工場の現会長相田忠雄さん(左写真)は、その卓越した技術が賞賛を受け「にいがた県央マイスター」に認定されています。新潟県の県央地域は古くから金属加工を中心にした「モノづくり」で発展してきました。地域伝統の優れた技術や技能を次世代へと継承するために、県三条地域振興局によって創設されたのが「にいがた県央マイスター」の制度です。鉄や鋼の塊を複雑・繊細な道具へと成形としていく相田忠雄さんの技術はまるで魔法のようです。
相田合同工場は、製造するだけではなく修理も積極的に引き受けています。全国から年間1,000本を超す修理依頼が寄せられているそうです。自社製造品以外でも引き受ける心意気からは、“愛着のある道具を長く使ってほしい”という老舗メーカーならではの情熱が伝わってきます。また、製品の安全化にも積極的に取り組まれていて、経済産業省主催の製品安全対策優良企業表彰において経済産業大臣賞を2010年度に続き2013年度にも受賞されています。
そんな相田合同工場の造る農具だからこそ、当店も自信を持ってお客さまにおすすめできるのです。
社名 | 株式会社相田合同工場 |
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所在地 | 新潟県三条市田島1丁目7番地4号 Tel.0256-33-0192 FAX.0256-34-2990 |
代表取締役社長 | 相田 聡 |
設立年 | 1930年 |
業務内容 | 農具、鍬類、鍛造諸刃物の製造および企画開発・販売 |
URL | http://www.kuwaya.com/ |
※当店の運営会社と相田合同工場は全くの別企業です。相田合同工場に関する詳しいお問い合わせ等は直接同社までお願いいたします。
- 越後三条鍛冶の歴史
- 「鍛錬」という言葉の由来は、鉄を繰り返し何度も打ち叩いて鍛え上げる「鍛冶」からきているそうです。金物製造のまちとして全国的に知られている新潟三条は、古来より日本有数の製鉄鍛冶の地域として発展してきました。古くは旧石器時代の遺跡からもその名残が散見されるそうですが、江戸時代初期の和釘づくりが鍛冶製品を主力産業へと変えた転機でした。以来今日に至るまで、三条の鍛冶職人たちはまさに「鍛錬」したその技法を連綿と継承してきたのです。
三条鍛冶については 三条市(三条の伝統の技)、三条鍛冶道場でもご覧いただけます。